東大阪市にて排水溝からの雨漏り修理〈防水工事〉
ご依頼のきっかけと当社からのご提案
この度はご依頼を頂きまして誠にありがとうございます。
レンタルスペースとなっている下のフロアにて、換気扇から水がポタポタ入ってきているとのお問い合わせです。
築40から50年のビルということで年季が入っていて、ドレンに泥やゴミが溜まったことが元々の原因です。
溜まった水は、他の箇所の亀裂まで流れこんでしまっていました。
施工前
ベランダ下、染みができた部分です。こちらの換気口から水が垂れてきて気づかれたとのことです。
施工前のドレン周辺です。
先ほどの天井の丁度上部にあたる部分で、ドレン周辺の清掃を放置してしまっていたとのことで、溜まった土などで詰まりが生じ、雨漏りの原因となってしまっておりました。
施工中
清掃
溜まった土の清掃から始めます。
新しいドレン設置
古いドレンは周辺の汚れを清掃後に撤去します。
新しいドレンは、使用する防水塗料と相性が良いものを選定しています。
新しいものを設置するために、必要な広さに穴の周辺を削り取る斫り作業を行います。
下地調整
旧塗膜を剥がしている様子です。
旧塗膜や障害物、大きな凹凸が残っていると、これから作る新しい防水層の密着を阻害します。
塗装に入る前の段階から重要ですので、一切気を抜かず行っていきます。
カチオンシーラー塗装
こちらのカチオンシーラーという下地で、防水塗料と土台との密着性を高めます。
もちろん立ち上がり部分までしっかり塗ります。
プライマー塗装
プライマーとは下地に直に塗る下塗り材にあたるものです。
下地を保護する役割も持っているため、完工後は目にすることのできない層であっても手抜きは行いません。
通気シート設置
既に雨漏りが起こっているようなケースでは、この通気シートを一層設け、塗料を直接塗らないことで湿気の逃げ道を作ります。
直接塗ると、下地から蒸発してきた湿気によって塗膜に膨らみができ、施工不良となります。
また、シート同士の接合部分のすき間にテープを貼り、防水材がシート下層に流れ込まないようにします。
脱気筒設置
脱気筒を設置する部分のみシートまで切りとり、蒸気を集めて逃がす脱気筒を設置します。
ベランダの下地と通気シートの間にはわずかな空気の層が設けられており、脱気筒はそこに溜まった湿気を排出する役割があります。
防水材塗装
テープの部分のみを先に塗装して強い層を作ってから、一層目の防水材を塗装します。
隅部から始め、特に水にさらされる隅や立ち上がり部分は入念に行います。
下の層が乾燥したら、さらに繰り返し2度に分けて塗り重ね、十分な厚さの防水層を作ります。
こちらの工程は、防水層を作る作業の中では最後となります。
トップコート
最後にトップコートを塗って仕上げます。
こちらのコーティングで、完成した防水層が紫外線などから保護され、長期にわたってしっかりと機能します。
最後の最後まで均等に塗り切り、手は抜きません。
完工
以上で完工となります。今回の施行期間は10日です。
こちらは脱気筒とドレン周辺の様子です。
頑丈な防水層が形成され、湿気を逃がすシステムができているため、雨漏り再発の恐れはありません。
担当者のコメント
ウレタン防水工事では、8~10年程度に1度のペースで定期的にメンテナンスしていれば、防水層まで酷く劣化することは基本的になく、トップコートの塗り直しで維持していくことができます。
雨漏りが酷くなり、壁材や天井内部まで浸食が酷いと、そちらも修理しなければならない場合もあり、費用が上がってしまいます。。
そのため、天井などに結露のような症状や染みなどが起こりましたら、早いうちにご相談くださいませ。
現場住所 | 大阪府東大阪市 |
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施工内容 | 防水工事 |
施工箇所 | ベランダ |
施工期間 | 10日 |